浴室の掃除をいつやったか記録するボタンを作った

浴室に限らず、いつどこを掃除したかを忘れてしまうので、記録するボタンを作った。

掃除した場所を記録してくれるスマホアプリは多数存在する。そういったアプリを試して見たことはあるのだが長続きしなかった。

  • 水回りの掃除をする時に、スマホを携帯したくない
  • アプリを起動して、掃除した場所を入力して…という手間が煩わしかった

長続きしなかった理由はこんなところだと思う。

そんな折にAWS IoT エンタープライズボタンが国内でも購入できるようになったので、ボタンを押すだけで掃除した箇所が記録されるようなシステムを作った。

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 AWS IoT エンタープライズボタンは、ダッシュボタンのカスタマイズ可能バージョンのようなもの。Wi-Fiに繋げておいて、押された時にSMSやメールを送ったり、任意の処理を実行したりすることができるボタン。電池で動くので、配線がなく、どこにでも設置しておける。今回は、ボタンが押されたらGoogleスプレッドシートに「掃除をした」という記録を残すようにしてみる。

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浴室やトイレなど、定期的に掃除をしなければいけない場所にIoTボタンを常設しておく。掃除が終わったら、このボタンを押す。するとGoogleスプレッドシート上に「いつ、どこを掃除したか」が記録される。

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スマホアプリを起動して掃除した場所を選んで…とやるよりは大分ストレスなく記録していけそう。

技術的な説明

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AWS IoT エンタープライズボタンは、押された時に任意のAWS Lambda関数を実行できる。Lambda関数内からGoogleスプレッドシートに直接書き込むのは結構大変なので、Google Apps Script経由でスプレッドシートに記録を書き込むようにしている。設定の箇所が多いが、比較的簡単に実装できた。

AWS IoT エンタープライズボタンで掃除の記録をGoogle Spreadsheetに残す

考察

スマホを取り出して、アプリを探して起動して、入力して…というフローに比べると、ボタンを押すだけ、というのはとても手軽で良い。紙の記録と違って、いつでもどこでも見れるし家族と共有できるのも良い。「小さな習慣」を記録するのにも良さそう。

まあ、掃除の予定をあらかじめカレンダーに入れておけばそれでいいような気もするんだけどね。