2017年にやりたいこと
なるべくMacを使わず、iPadを使って生活する
年末に新しいMacBook Proを買ったばかりだけど、今年はもっとiPad(またはタブレット)を活用して生きていきたい。
去年の夏くらいから、タブレットの便利さに気がつき始めた。ノートを開くより手軽に使い始められて、省スペースで使える。バックグラウンド処理が限られている分、バッテリーの持ちも良いし、最近のタブレットは液晶の質も良いから使っていて気持ちが良い。
はじめは、ちょっとしたブラウジングの時に使う程度だったが、写真の編集とかも、やり始めてみると結構快適だ。キーボードを使わない作業に関しては、タブレットで作業するスタイルが大分気に入ってきた。
周りを見ると、IT業界の人間ほどタブレットをあまり好き好んで使っておらず、逆にIT業界から遠い業界の人ほど、タブレットを自然に使っているような気がした。もしかしたら、ガジェット好きな人間ほどタブレットに対する期待が低くなっているのかもしれない。僕自身、初代iPadに飛びついて、処理性能的な限界と物理的な重さなどから、長いことタブレットに興味がない状態が続いていた。
最近、BitriseというCIサービスを試していて、UIがスマホ/タブレットから快適に操作できるようになっていることに大きな感銘を受けた。スマホ/タブレット上からCIの設定を行って、テストやビルドを走らせることができるとなると、いよいよPC/Macがなくても仕事をできる時代が近づいてきているなと、ワクワクしてくる。未来はこっちにありそうな気がする。
2017年は、まず自分が積極的にタブレットを使い、その上で欲しいツールを作っていきたいと思う。
なるべく音声入力・操作を使う
2016年はタブレットの可能性とあわせて、音声入力の可能性を感じた一年でもあった。Deep Learningの台頭などもあり、Apple製品にしろGoogle製品にしろ、音声入力(と文字変換)の精度がえらく向上しているのを感じたし、Google翻訳の改良のニュースなどを見ていても、この分野の進化はしばらく続くと思う。
スマホやタブレットは進化してきているが、相変わらずPC/Macに比べれば文字入力は煩わしい。Apple TVのリモコンでの文字入力は特にストレスが溜まる。そんな中で音声入力の便利さに気がついた。想像以上に音声入力の精度が高く、Siriも賢くなってきているので、昔ほどはっきり・命令調で話さなくても意図した操作・入力ができるようになった。
これだけ電子機器に囲まれて生活をしていると、どうしても目が疲れるので、画面を見ないで操作できる音声入力というのはとてもありがたい。他人がいる場所では使いにくい、という問題もあるが、それにしても音声入力の便利さも過小評価されているような気がしている。
なので、2017年はなるべく音声入力・操作を使い、やはり足りないものがあったら何か作ってみたいと思う。
機械学習/AIについて
2016年は、何かと機械学習/AIの話題が多かったので、少しだけ勉強したりいじってみたが、正直なところ、どうもそこから作りたいものが見えてこなかったので、自分のものにできていない。唯一、自分自身が機械学習/AIを使いたい場面があるすれば、スマホ/タブレット/AppleTVのアプリのUI/UXの最適化の部分だと思う。
話が戻るが、今後世の中は、細かい入力や指定を行いたい場面ではPC/Macを、それ以外の場面ではスマホ/タブレット/TVなどを使うスタイルに移行していくと思う。その中で、スマホやタブレットで大雑把な入力でも意図した通りの結果を得られるような体験を作るためには、「ユーザが何をしたいのか」を推測して提案することで、入力を補間する仕組みがすごく重要だと思っている。この予測で、機械学習/AIを活用できる場面があると思うので、一つくらい、これを使ったUIを作ってみたい気がしている。
趣味を楽しむ
ホリエモンの本にも書かれていたし、キングコング西野さんもブログに書いていたけど、好きなことを持てるかどうかは今後の働き方を考える上ですごく重要なことな気がしている。もともとこのブログも、自分が好きなものを、書きながら探していくために始めたものだ。
この数年熱中できる趣味が見つからない悲しさを感じているので、今年はもっと積極的に熱中できるものを探したい。同時に、数少ない趣味と言えるようなものを、積極的に楽しんでいきたいし、やることが色々出てくる中で、趣味こそ効率的に楽しめる仕組みを用意したい。
車載動画の編集ツールを作る
最近の数少ない趣味の一つ、車載動画。見るのも好きだし、撮るのも好きだ。しかし、動画編集は結構時間がかかる。汎用的な映像編集ソフトを使って編集をすると、創造的ではない手間が多いし、レンダリングの待ち時間も長いので、これをなくしてもっと楽しい部分だけ楽しめるような仕組みを作りたいと思う。
せっかくなので、ただ一人黙々と作って使うだけじゃなくて、ニコニコ動画あたりに制作過程を投稿して、面白く作っていけたらいいなと思っている。
検索しやすくて、かつ合わなかったらサイズ交換・返品できる靴の通販サイトが欲しいなと思ったら既にあった
靴や服のネットショッピングは難しい。前に書いた家具同様、目的のサイズ・色のものを探すのが大変だし、実際に実物を見てみないと足・体にフィットするのかよくわからない。
Javari(Amazon)は、返品無料と強力な検索でこれらの問題を解決している、という記事を読んだので、今回靴を買うタイミングで試して見た。残念ながら、検索の使い勝手は悪く、かつ返品無料の商品と返品不可の商品が混在していて、期待していたようなショッピング体験ができなかった。欲しいものに限って返品不可だったり、サムネイルの一覧は色がまばらで、目的の色があるのか・どういう見た目なのかを一覧で見れず、結局目的の靴を探すのは断念してしまった。
なので、靴や服は仕方がないから実店舗を回るしかないかと諦めていたところで、locondoというサイトを知った。
色、サイズ、値段帯から目的の靴を検索することができ、かつ基本的に返品可能。すぐに目的に近い商品を見つけ、すぐに注文できました。
これぞまさに欲しかった靴・ファッションのECサイトでした。(回し者ではありません)
靴・ファッション以外にも、こういう「探しやすい」「返品しやすい」ECサイトが色々なカテゴリに出てきて欲しい。
もっとディスポーザーが流行らないだろうか
渋滞にはまらないには、何時に帰れば良いかを教えてほしい
つい出発する時刻が1時間や2時間遅れるだけで、夕方の大渋滞にはまって帰宅の時間が極端に遅くなってしまって疲れることがある。
渋滞予測を高度化させて、何時までに帰路につけば渋滞にはまらずに帰れるかを計算してくれるシステムがほしい。すでにGoogle Mapでは一般道の渋滞状況も把握できるようになっているし、データ的には問題なさそう。
高所恐怖症でも楽しめるゲレンデが欲しい
スキーは好きだが、高所恐怖症なのでリフトがとてつもなく苦手だ。リフトに乗らずに楽しめるゲレンデがあればいいのに。ムービングベルトというものも世の中にはあるみたいだが、実物を見たことがない。
せめて、リフトに乗る時間が短いゲレンデ、コースをまとめたサイトが欲しいなあ。
市場規模・対象者
高所恐怖症だけど、スキー・スノボをやりたい人が対象となる。
高所恐怖症の人はどれくらいいるのか
100人中、3割の人が自分は高所恐怖症だと答えました。その方々は、安全が確保されているにもかかわらず身体に反応が出てしまい、困っていました。
NHKの調査では、高所恐怖症の人は3割。
高所に閉所、あなたの○○恐怖症教えて!「1位 高所恐怖症」|「マイナビウーマン」
こちらの調査では、1割程度。
細かい寸法で家具を検索したい
背景
広くない家に住んでいると、家具を選ぶときに寸法がネックになってしまう。なるべくピッタリのサイズの家具を見つけて、無駄なスペースをなくしたい。机、ソファー、棚、収納…全てがピッタリとはまったらどんなに幸せなことか。
しかし、家具屋・ホームセンターを回っても、ネットショッピングでも、目的の寸法にピッタリ合う家具を探すのが難しい。
なので、目的の寸法にピッタリ合う家具を検索できるサービスが欲しい。
先行事例
まさにこのサービス。楽天市場にしか対応していないのが残念だ。
桐箱に限定すれば、こんなサービスも。「検索」ではないが。
実現する上での課題
なんといっても、商品の寸法のデータベースをどうやって用意するか。Amazonや楽天のAPIで返ってくるリストには、おそらく固定のフォーマットで寸法が入っているわけではなさそうだから、本文から頑張って抽出するか…?
備考
大きな家具に限らず、棚に入れる箱とか、そういうものもやっぱり寸法がピッタリ合うものを検索できたら嬉しい。カゴとかに特化して作ってみようかな。
道を選んだら、その道の車載動画を見れる仕組み
3行で
- 車移動のためのルートを決める時に、そのルートの車載動画をすぐに見れる仕組みが欲しい。
- 地図上の任意のルートを選んだら、それに近いルートを通る車載動画が表示される。
- 動画の再生に合わせて、現在地点が地図上に表示される。
背景
都心で暮らすようになってから、車を運転する機会が減った。
最近は、車で行く旅行のルートを考える際に、YouTubeやニコニコ動画で車載動画を見て通る道を決めるようになった。細い道や複雑な経路はあまり通りたくないし、できれば運転しやすくて眺めの良いルートを選びたい。現地に行くまで景色を見ずに楽しみにしておきたい人もいるだろうが、僕の場合は映像を見ると、実際にそこに行ってみたいという気持ちが高まる。ストリートビューでも様子はわかるけど、車載動画の方が情報量が多く、雰囲気を掴みやすい。
車載動画で不便なのは、地図上のどこの地点かがわかりにくい点。映像が今どの地点なのか、追っていくのが大変なので、うっかり目的の地点を見失ってしまったりする。
先行事例
過去に、GPSロガーアプリのデータを使って、車載動画とGoogle Mapを連携させるような仕組みを作ってみたことがある。
車載動画とGoogleMapを連動させる – なんてこったいブログ
自分で撮った動画については、この仕組みでも良いのだけど、当然他の人が撮影した車載動画には使えない。大体の位置を与えておけば、映像解析で地図上のどの地点の映像化を推定することは不可能ではないとは思うが、映像解析の技術と地図データをどこから手に入れるか、という壁に当たり、当時は実現できず。
何か良い方法が見つかれば是非実装したい。