ギターの録音をiPadで行いたい

最近は、メジャーレーベルに所属するバンドでも、ドラムやボーカル以外のパートはスタジオではなく自宅や会議室などで録音することが珍しくないらしい。

ギター・ベースに関しても、アンプシミュレーターは着実に進化していて、SPITZもKemperユーザーのようだ。

ARTISTS GALLERY | kemper

さて、ふと数年ぶりにギターを録音しようと思った。久しぶりにオーディオインターフェイスを接続してDAWを起動して、録音の準備をしようとしたのだが、5-6年前の機材やソフトウェアは最新のmacOSはサポート外になってしまっていた。

止むを得ず、新しくDAWインターフェイスを購入しようと思ったのだが、今年は「なるべくPCの利用を避け、タブレットを使って生活する」という目標を掲げているので、ギターの録音もiPadで行えないかと考えた。

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なんのフレンズかは気になるけど、図書館が遠い件

アニメ「けものフレンズ」では、カバンが「自分がなんのフレンズなのか」を調べるために図書館まで旅をしていた。たつき監督はインタビューで、このアニメには「ロードムービー」的な側面がある、というような発言をしていた。最終話のボスの発言にグッとくるものがあるのも、放送が終わった後になんとも寂しい感覚が残ったのも、ロードムービーならではのものだったのかもしれない。

一方で、僕には「自分がなんのフレンズなのか」知るためにあんな過酷な旅をできるほどの体力と根性はない。図書館がこっちにきてほしい。あるいは、スマホのカメラとかをうまいこと使って、わざわざ図書館まで行かなくてもなんのフレンズか判定してほしい。

ので、作った。

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けものフレンズに出てくるラッキービーストが欲しい。ので、作ったった。

TwitterやQiitaで話題になっていたので、けものフレンズを見た。

良かった。中でも、パークガイドロボットのボス(ラッキービースト)が良かった。ボスのポンコツ具合がとても良かった。

ボスは、アニメの中の描写を見る限り、いわゆる汎用人工知能と呼ばれるタイプのAIで、他の登場人物たちと自然に会話をしたり、「楽しかった」などの感情らしき表現を持ち合わせていることを考えると、相当高度な技術によって構成されていると考えられる。そして、パークガイドとしてジャパリバスを運転したり、動物の説明をしたり、天候をみて出発延期を提言したり、セルリアンとの戦いの中では自らを犠牲にして作戦を決行してフレンズを守るなど、その働きぶりはなかなかに有能である。

一方で、想定外の事態に陥ると容易にフリーズしたり、最終話でカバンの演技に簡単に騙されてしまうような、不完全な部分も持ち合わせているのだが、その様子がいかにもポンコツな感じで愛着がわく。特に、フリーズした際にエラーメッセージを出力するのではなく白眼になって「アワワ…」と震えてしまう仕草が可愛い。エラーが発生しても、ブルースクリーンや無機質なエラーメッセージを見せられるより、こっちの方が100倍くらい許せてしまいそうだ。

今までロボットやAIに全然興味がなかったが、けものフレンズのボスを見ていて、こんなロボットが欲しいと思った。

ので、作った。

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人に教えたくないお店には、多めにお金を払う仕組みが欲しい

東京に引っ越してきてもうすぐ3年。ようやく、いくつか自分にとって居心地の良い飲食店を見つけることができた。

「適度に空いている」というのが、自分にとって居心地を左右する大きなポイントだ。味はそんなに気にならない(ラーメンを除いて)。

問題は、そういう空いている(お客が少ない)お店は、時間が経つと潰れてしまうことだ。お店がなくなってしまっては困るが、一方でお店が繁盛して居心地が悪くなったり、行きたい時に混んでて入れないなんてことになるのも困る。

そういう大事なお店には、なるべく多く通い、多く注文をしようと心掛けているが、個人でサポートできる額には限界がある。だから、お店の常連がお金を出しあってお店を支えるような仕組みが欲しいと思うことがある。ローストホースのように、開店前にクラウドファンディングで会員権を売ることによって、似たようなことを実現している例があるが、すでに開店しているお店に対しても、同じようなことができたら嬉しいものだ。

入浴中に考えたことを自動的に文書化しておいてくれる仕組みが欲しい

タスクが多くなってくると、入浴中もあれこれ考え事をすることが多い。本来なら入浴中くらいリラックスしたいが、時間がないときは仕方がないし、意外とデスクに座っている時よりも入力が限られている分、じっくり思考を巡らすのに悪くないと思う。

問題は、思考の過程と結果をメモっておけないことだ。さすがに浴室にスマホやノートPCを持ち込んで入浴中まで画面を見続けるのは目に良くないので避けたい。

調べて見たところ、風呂場でも使えるポリプロピレン製のノートというのもあるみたいだが、後で電子化しなければいけないのは面倒臭い。

 

となると、やはり現状で考えられる妥当な方法は音声入力になるのだろうか。マイクを使って、思考の過程を適当に喋っておくと、後で自然言語処理でいい感じに文章にまとめてGoogle Docsにアップロードしてくれる、とか。あるいは、単語を抽出してマインドマップ的なものを作っておいてくれる、とか。いっそ、ダラダラ喋った内容をマルコフ連鎖で圧縮してそれっぽい短い文章が出来上がるだけでもいいかもしれない。ある程度精度が低く、そのまま使える情報としてまとまっていなくても、思考の過程と結果がある程度そこから理解できるアウトプットがあれば十分だと思う。

github.com

まあ、マイクも湿気には弱いし、浴室で一人独り言を延々と話し続けるのもそれはそれでなんだか嫌なので、実現のハードルは高そうだ。でも実現できれば、入浴に限らず通勤中・トレーニング中とか、他にも画面を離れて思考をできる時間をうまく活用できそうだ。

コモリタミノルが好きだったので、ワルキューレを観に横浜アリーナに行ってきた。満足した。

突然だが、「ワルキューレがとまらない」を観に横浜アリーナに行ってきた。

macross.jp

自分がよく利用するコンビニでは、その時期にプッシュされている音楽が店内放送で高頻度で再生されている。そこで曲を耳にしたことで興味を持ち、後で曲を買う、ということがたまにあるのだが、ワルキューレの「いけないボーダーライン」もそのうちの一つだった。なぜかこの曲はYouTubeに公式の音源(及び海賊版の音源)がアップロードされていないので、iTunesのリンクを貼っておく。

マクロスΔ(デルタ)というアニメの曲で、アニメ放送の数ヶ月前に先行配信されていたものなのだが、コンビニで何度か耳にしただけでも強烈なインパクトを残すようなかっこいい曲だった。曲調もカッコいいし、どこかスカっぽいアレンジもカッコいいし、何よりボーカルの声がかっこいい。調べて観たら、コモリタミノルの作編曲だった。

コモリタミノル

歌詞カードを隅まで見るような人か、作曲をかじったりしてる人以外はコモリタミノルと言われてもピンとこないかもしれないが、コモリタミノルは僕の大好きな作編曲家の一人だ。コモリタミノルの作編曲でヒットした曲というのは、まさに自分にとっての古き良きJ-POPのど真ん中にある。残念ながら、これもYouTubeに音源が全然見つからないのだが、具体的にはこんなところだ。

  • SMAP - SHAKE
  • SMAP - ダイナマイト
  • BLACK BISCUITS - リラックス

マクロスΔでは、いけないボーダーライン以外にも何曲かコモリタミノルが作編曲をしている楽曲があり、どれもとても好きなのだが、なぜかどの曲もYouTubeにはアップロードされていない。他の作曲家が作った曲は上がっているのだが…。コモリタミノルの曲はYouTubeにアップロードしてはいけないルールみたいなものがあるのだろうか。PVがないからか…

ところで、最近中田ヤスタカが「作曲家が、歌う人かメンバーでなかったら、“アーティスト”になれなすぎる」と発言をしていた。

www.oricon.co.jp

本当にその通りだなあと思う。まあとはいえ、中田ヤスタカ、もう少し前だと小室哲哉とかは作曲家・プロデューサとして既に広く認知されているような気もしなくもないが…。いずれにせよ、僕の場合も「好きな作曲家(もっといえば作編曲家)」というものが何人か存在して、コモリタミノルはそのうちの一人だった。

ちなみに、マクロスというアニメ自体、見たことはなかったものの、マクロスという名前自体は聞いたことはあったし、「星間飛行」と「ライオン」はインターネット上の諸々の動画などで聴いたことがあった。今調べて観たら、この二曲は菅野よう子の作曲だったのか。こっちもすごいな…。

www.youtube.com

そんなわけで、PRで先行配信されていた「いけないボーダーライン」の効果は、マクロスに興味を持たせるという点で、僕にぴったりはまっていたようだ。その後、マクロスΔ自体も見ることになったし、曲も気に入った曲を何曲かiTunesで買ったりしていた。

ワルキューレ2ndライブ「ワルキューレがとまらない」

そのマクロスΔのライブイベントが横浜アリーナで開催される、ということを数ヶ月前にネットニュースで見て知っていたのだが、アニメ自体の熱烈なファンというわけではない自分が一人で参戦するというのはなかなかハードルが高かったので、元々行く予定はなかった。

そんな折、ライブの二日前の夜中にYouTubeを見ていたら、今回のライブの立ち見席追加チケット販売のCMが流れてきた。年末にSMAPが解散したことでコモリタミノルの楽曲を生で聴ける機会もこれを逃したらなかなかないのではないか、という想いが重なって、勢いでチケットを買ってしまった。いけないボーダーラインによるPRと、YouTubeのCMによるPRにがっつり乗せられてしまった。

開演20分前くらいに開場についた。立ち見席で、すでに多少人がいたため、人の後ろに立って見ることになった。残念ながら、メインステージはあまりよく見えなかったが、直前に買った立ち見席なのでそれは仕方ない。なんとなく、男性客ばかりなのではないかと思っていたが、見た限り2割くらいは女性客だった。僕の場合は辛うじて、背伸びすればステージが若干見えたが、背の低い女性だと実際立ち見席ではステージはほぼ見えなかったのではないかと思う。

演奏が始まってから知ったのだが今回のライブは、意外にもドラム・ベース・ギター・キーボードという生バンドによる演奏だった。多少の同期音源は使われていたとは思うのだが、生演奏ならではの空気感・緊張感は存分に感じられたし、元の音源とは少し違う生バンドならではのアレンジもライブ感があってかっこよかった。

そしてメインボーカル(?)のJUNNAの歌が力強くて、すごくかっこよかった。なんと16歳らしい…。他の4人のボーカルが弱いわけではないのだけど、ずば抜けて力強く安定していて、要所でその力強い声が出てくる対比がよかった。

ライブが始まってから30分くらい経って、上に書いた「いけないボーダーライン」が始まった。僕自身もこの曲をコンビニで聴いたことがきっかけで最終的にこのライブを観に来ることになったので、一番楽しみにしていたのだが、会場全体も、この曲のイントロが始まったタイミングで大分盛り上がっていたように思う。この曲が生で聴けた時点で、だいぶ満足できた。

その後も最終的に計27曲、3時間超に渡るライブで、聴きたかった曲は全て聞けたし、ボリューム感はすごかった。サプライズゲストで、中島愛が登場し、生の「星間飛行」を聴くことができる、という嬉しい出来事もあった。「星間飛行」はマクロスシリーズの前の作品の曲だということを踏まえると、前作から見続けてる人が多いということなのだろうか。

なお、アンコール最後の曲もやはりコモリタミノルソングの「ルンがピカッと光ったら」だったが、これは観客側が歌う箇所があることもあり、大盛り上がりだった。やっぱりコモリタミノルすごい。

やっぱりライブは楽しい

アニメソングという特性もあるし、これらの曲を本人たちの声で、しかも生バンドで聴ける機会は、多分この先ないかもしれないので、そういう意味で行ってよかったと思う。これは、まさに「ライブ」というものの醍醐味の一つだなと再認識をした。人生自分も他人もいつ死ぬかわからないし、生きていてもタイミングがあわないと二度とその先経験できないものは、やはり積極的に飛び込んでいかないともったいない。

余談にはなるが、SMAPのファンの方々はきっとこの半年間、そういう寂しさを感じてきたのかな、と今になって思う。

trendy.nikkeibp.co.jp

音楽業界も、CDに代表される音源自体の売り上げが減少し、今ではライブやグッズの売り上げが大きなウェイトを占めるようになってきているようだ。インターネットの普及などで情報の複製コストが下がり、過去の映像も好きな時にYouTubeやDVDでプレイバックできるようになった。そんな中で、今回はその場で一度しかない「生」という体験の楽しさを感じるいい機会になった。やはり、簡単に複製・再生できるものと、そうでないものとでは、消費に対する重みが違ってくる。

全員がそうであったかどうかはわからないが、会場にいて、客がみんな楽しんでいる様子はすごく伝わってきた。立ち見席で¥6,900円という値段は、曲が一曲¥100-200程度で買えたり、あるいはYouTubeで無料で見れる時代において、軽い金額ではない。しかし、それに加えて一本数千円のサイリウムも何本も持ってライブを楽しんでいる人たちを見ると、コンテンツに対して幸せなお金の使い方をさせているのではないか、とそんなことを思いながら周りを観ていた。そして、それを可能にするコンテンツはただただすごいなと思うばかりだった。

ライブの内容自体とは関係ないのだが、会場を埋める客のサイリウムの波は圧巻だった。あれ自体が一つの演出というか、ショーみたいだった。僕が普段行くロックのライブでは目にしたことがない光景で、そのままロックのライブに持ち込んだらよい文化ではないのかもしれないが、素直に綺麗で見とれてしまった。

というわけで、急遽参加したライブだったが、とても良い経験になった。とりあえず、自分も今からマクロスFを見てみようと思う。

あと、やっぱりコモリタミノルが好きだ。

 

もっとレザークラフトを手軽にできたらいいのに

会社の知人の影響で、初めて財布を自分で作ってみた。

浅草橋に行き、革を買う。浅草橋で降りるのは初めてだったが、山手線の一歩外側に、こんな世界があるなんて知らなかった。一つ数百円〜数千円程度の皮切ればかりがひたすら積まれている店が、駅の周辺に4-5軒あった。

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皮切れは割と無秩序に積まれており、そこから目当ての色と質感・薄さ・硬さを持つ皮を探すのは結構大変だったが、これはこれで楽しい。中古楽器屋だったりクラシックカメラ屋に行くのと同じような楽しさがあった。

皮を買ったら、帰りに東急ハンズに寄ってジャンパーピンと工具を買う。なお、注意していたが、サイズの合わない工具を買ってしまったので、後日買い直しにいく羽目になった。最初なので仕方がない。

数年前だったら、何か新しいことを始める時は、教本を買っていたと思うが、最近はもっぱら検索で出てきたウェブサイトや動画を頼るようになってしまった。今回も、教本やキットを買う、という発想に至らず、ウェブサイトや動画を頼りに、自分で適当に設計をして、適当に作り始める形になった。その結果、終盤で全体を大きく適当に切り直して辻褄を合わせたり、えらく縫いにくい手順になったり、結構非効率的な作業が発生したが、何とか完成した。

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 寸法を決めるところから自分でやってみて、色々と学ぶところはあった。まず何より、何気なく使っている市販の財布が、実はよく作られていること。端の細かい折り目だったり、薄くするための工夫だったり、強度を得るための見えないところの裏地だったり、そういう部分は自分で作るまで気にしたことはなかった。

今回財布を作ってみて、楽しかった部分は下記のような感じだ。

  1. どんな機能が欲しいのかを考えて、必要なものだけを取り込んだ設計をする
  2. 好みにあった素材を買いに行く
  3. 素材が少しずつ財布らしくなっていく過程
  4. 反省点と、それを踏まえて次回はもっとうまく作れる、という手応え

一方で、楽しくなかった部分はこんなところだ。

  1. 穴を開けるのが大変
  2. 穴を開けるのが近所迷惑(うるさいので)
  3. 夜に作業できない(うるさいので)
  4. 縫うのに時間がかかる

一言で言ってしまえば、穴を開けて縫う、という作業はあまり楽しくなかった。大変なわりに、あまり創造性が入り込まない作業だったからだ。(経験を積めば、そんなこともないのかもしれないが)100%の姿(規則正しく、綺麗に無駄なく穴が開いて糸が通る)に対して、どれくらい失敗せずに作れるか、という作業だったので、マイナス部分ばかりが見えてきて楽しくない。

そして何より、厚い生地に対して穴を開けるには、結構な力で菱打ちを金槌で叩かなければいけないので、怪我をしそうで怖い。

何が必要か考えて設計して素材を選ぶところまでは文句なしに楽しいので、設計図を作って革を入れたら、自動的に穴だけ開けてくれる機械があればいいのに。できれば縫うところまでやって欲しいが、革を縫い合わせるだけならまだしも、小銭入れのような複雑な立体構造を縫うのは結構大変だろう。

調べてみたところ、革をレーザーカッターで加工することは可能らしい。

www.youtube.com

渋谷のFabcafeでも裁断できるらしいので、今度行ってみよう。穴あけまでできるだろうか。

あと、今回出来上がったものを見てみると、「もっとここは薄い素材を探せばよかった」とか「ここの余白は無駄だった」、「もっとこうしていれば、コンパクトに縫えた」というような反省点が色々ある。多分いくつか数を作れば、その辺りの知見が溜まっていくのだろうけれども、そこにたどり着くまでに飽きてしまいそうな気もする。

設計に関する知見は、ある程度パターン化できそうな気もするので、「こういう財布を作りたい」というざっくりとした指定をすると、そのリクエストに合わせて細かい設計をしてくれるアプリ・サービスとかあったらいいかもしれない。難しいことをやらなくても、エキスパートシステムとかでもある程度実用的なものが作れそうだ。

そこから、設計したものに必要な素材を、レーザーカッターで切った状態で配達してくれるサービスとかあったら最高だ。もしかしたら、設計は細かくできなくても、キットで各部分の素材だけを指定できる程度でも良いのかもしれない。それなら割と実現は容易な気もする。

…ビジネスとしては儲からなそうだけど。